【2015年】2級建築施工管理技士(選択種別:仕上げ) 学科試験の過去問と解答例
※問題1~14までの14問から9問を選択し解答します
No1
照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 照度は、単位面積あたりに入射する光束の量をいい、単位はlx(ルクス)である。
2 輝度は、視感度に基づいて測定された単位時間あたりの光のエネルギー量をいい、単位はlm(ルーメン)である。
3 タスク・アンビエント照明は、全般照明と局部照明を併せて行う方式である。
4 グレアは、高輝度な部分や極端な輝度対比などによって感じるまぶしさである。
No2
音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 遮音による騒音防止の効果を上げるには、壁や窓などの透過損失の値を高めるようにする。
2 床衝撃音には、軽量床衝撃音と重量床衝撃音がある。
3 講演を主とする室の最適残響時間は、音楽ホールに比べて長い。
4 NC曲線は、騒音が人に与える不快感やうるささの程度を、周波数別に許容値で示した曲線である。
No3
色に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 色の膨張や収縮の感覚は、一般に明度が高い色ほど膨張して見える。
2 色の温度感覚には、暖色や寒色と、それらに属さない中性色がある。
3 同じ色でもその面積が大きいほど、明るさや、あざやかさが増して見える。
4 補色を並べると、同化し、互いにあざやかさが失われて見える。
No4
木構造における接合金物とその用途の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1 ホールダウン金物 —— 柱と基礎の緊結
2 羽子板ボルト —— 柱と筋かいの接合
3 短ざく金物 —— 胴差相互の連結
4 ひねり金物 —— 垂木と軒桁の接合
No5
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、構造耐力、耐久性及び耐火性を確保するために必要である。
2 柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.8 %以上とする。
3 鉄筋は、引張力以外に圧縮力に対しても有効に働く。
4 コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は低くなる。
No6
鉄骨構造の建築物の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 鉄筋コンクリート構造に比べ、大スパンの建築物が可能である。
2 鉄筋コンクリート構造に比べ、工場加工の比率が高く、現場作業が少ない。
3 鉄筋コンクリート構造に比べ、鋼材は強くて粘りがあるため、変形能力が小さい。
4 鉄筋コンクリ―ト構造に比べ、同じ容積の建築物では、構造体の軽量化が図れる。
No7
基礎構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 直接基礎は、基礎スラブの形式によって、フーチング基礎とべた基礎に大別される。
2 同一建築物に杭基礎と直接基礎など異種の基礎を併用することは、なるべく避ける。
3 洪積層より沖積層の方が、建築物の支持地盤として適している。
4 直接基礎の鉛直支持力は、基礎スラブの根入れ深さが深くなるほど大きくなる。
No8
部材の応力度及び荷重の算定とそれに用いる係数の組合せとして、最も関係の少ないものはどれか。
1 引張応力度の算定 —— 断面二次モーメント
2 曲げ応力度の算定 —— 断面係数
3 せん断応力度の算定 —— 断面一次モーメント
4 座屈荷重の算定 —— 断面二次半径
No9
図に示す片持ち梁のA点に集中荷重Pが、AB間に等分布荷重wがそれぞれ作用したとき、支点Bに生じる垂直反力VBとモーメント反力MBの値の組合せとして、正しいものはどれか。
1 VB=下向き 3 kN MB=右回り9 kN・m
2 VB=上向き 3 kN MB=0 kN・m
3 VB=下向き 6 kN MB=左回り9 kN・m
4 VB=上向き 6 kN MB=0 kN・m
No10
図に示す梁に同じ大きさの集中荷重Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
No11
コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 セメントの粉末が微細なほど、コンクリートの強度発現は遅くなる。
2 単位セメント量や単位水量が過大になると、ひび割れが生じやすくなる。
3 コンクリートは、大気中の炭酸ガスやその他の酸性物質の浸透によって徐々に中性化する。
4 コンクリートの圧縮強度が大きくなるほど、ヤング係数は大きくなる。
No12
木質材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 集成材は、ひき板や小角材などを繊維方向が互いに直角となるように集成接着したものである。
2 フローリングボードは、1枚のひき板を基材とした単層フローリングである。
3 フローリングブロックは、ひき板を2枚以上並べて接合したものを基材とした単層フローリングである。
4 パーティクルボードは、木材などの小片を接着剤を用いて熱圧成形したものである。
No13
防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
2 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、防水層と下地との密着工法に用いるルーフィングである。
3 アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表裏面に鉱物質粉末を付着させたものである。
4 アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いられる。
No14
ボード類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 強化せっこうボードは、芯のせっこうに有機質繊維を混入した上で油脂をしみ込ませ、強度を向上させたものである。
2 シージングせっこうボードは、両面のボード用原紙及び芯のせっこうに防水処理を施したもので、普通せっこうボードに比べ吸水時の強度低下、変形が少ない。
3 けい酸カルシウム板は、石灰質原料、けい酸質原料、繊維等を原料とし、成形後に高温高圧蒸気養生を施したもので、軽量で耐火性、断熱性がよい。
4 フレキシブル板は、セメント、無機質繊維を主原料とし、成形後に高圧プレスをかけたもので、強度が高く、可とう性がある。
※問題15~17までの3問は全問解答する必要があります。
No15
測量の種類とそれに用いる機器の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1 距離測量 — 光波測距儀
2 角測量 — セオドライト
3 平板測量–アリダード
4 水準測量 — プラニメーター
No16
防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 避難口の上部等に設ける避難口誘導灯は、避難口の位置の明示を主な目的とする避難設備である。
2 劇場の客席部分に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。
3 非常警報設備の非常ベルは、火災発生時に煙又は熱を感知し、自動的にベルが鳴る警報設備である。
4 非常用の照明装置は、火災時等に停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度の確保を目的とする照明設備である。
No17
空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 単一ダクト方式は、主機械室の空気調和機から各室まで、単一のダクトで冷風又は温風を送る方式である。
2 二重ダクト方式では、別々の部屋で同時に冷房と暖房を行うことができる。
3 ファンコイルユニット方式は、各ユニットごとの温度調節はできない。
4 パッケージユニット方式は、機内に冷凍機、ファン、冷却・加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用する空調方式である。
問題18~25までの8問題のうちから6問題を選択し解答します。
No18
建築確認済証の交付を受けた工事に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
1 工事施工者は、建築物の工事が完了したときには、建築主事又は指定確認検査機関の完了検査を申請しなければならない。
2 建築主事が工事の完了検査の申請を受理した場合、その受理した日から7日以内に、建築主事等による検査をしなければならない。
3 特殊建築物の用途に供する部分の床面積の合計が100m2を超える建築物の建築主は、原則として、検査済証の交付を受けた後でなければ、当該建築物を使用してはならない。
4 特定行政庁は、工事の施工者に対して工事の計画又は施工の状況に関する報告を求めることができる。
No19
地上階にある次の居室のうち、「建築基準法」上、原則として、採光のための窓その他の開口部を設けなければならないものはどれか。
1 保育所の保育室
2 事務所の事務室
3 病院の診察室
4 ホテルの客室
No20
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
1 建設業の許可は、建設工事の種類に対応する建設業ごとに与えられる。
2 建設業を営もうとする者は、すべて、建設業の許可を受けなければならない。
3 建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事を請け負う場合においては、当該建設工事に附帯する他の建設業に係る建設工事を請け負うことができる。
4 建設業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力が失われる。
No21
建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項として、「建設業法」上、定められていないものはどれか。
1 工事完成後における請負代金の支払の時期及び方法
2 契約に関する紛争の解決方法
3 予定する下請代金の額の総額
4 天災その他不可抗力による工期の変更又は損害の負担及びその額の算定方法に関する定め
No22
労働契約に関する記述として、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
1 使用者は、労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない。
2 使用者は、労働契約に附随して貯蓄の契約をさせてはならない。
3 労働者は、使用者より明示された労働条件が事実と相違する場合においては、即時に労働契約を解除することができる。
4 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定める契約をすることができる。
No23
建設現場における次の業務のうち、「労働安全衛生法」上、都道府県労働局長の登録を受けた者が行う技能講習を修了した者でなければ就かせてはならない業務はどれか。
ただし、道路上を走行させる運転を除くものとする。
1 最大荷重が1 t の建設用リフトの運転の業務
2 つり上げ荷重が1 t 未満の移動式クレーンの玉掛けの業務
3 作業床の高さが10 mの高所作業車の運転の業務
4 ゴンドラの操作の業務
No24
産業廃棄物に関する記述として、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
1 事業者は、工事に伴って発生した産業廃棄物を自ら処理することはできない。
2 産業廃棄物の収集又は運搬を業として行おうとする者は、原則として、都道府県知事の許可を受けなければならない。
3 安定型産業廃棄物は、安定型最終処分場であれば、埋立処分を行うことができる。
4 事業者が産業廃棄物の運搬を委託するときは、運搬の最終目的地の所在地が委託契約書に含まれていなければならない。
No25
次の資格者のうち、「消防法」上、定められていないものはどれか。
1 防火管理者
2 防火対象物点検資格者
3 特定高圧ガス取扱主任者
4 危険物保安監督者
※問題26から35までの10問は全問解答します。
No26
施工計画と事前調査の組合せとして、最も関係の少ないものはどれか。
1 根切り工事計画 — 周辺道路の交通規制及び地中埋設物の有無の調査
2 総合仮設計画 — 敷地周辺の電柱及び架空電線の現状調査
3 防護棚の設置計画 — 敷地地盤の高低及び地中埋設配管等の調査
4 場所打ちコンクリート杭工事計画 — 敷地の形状及び工事用水の供給施設の調査
No27
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 工事で発生した残材を、やむを得ず高所から投下するので、ダストシュートを設けることとした。
2 工事用の出入口が数箇所となるので、守衛所はメインの出入口に設置し、その他は警備員だけを配置することとした。
3 ガスボンベ置場は、小屋の壁の1面は開放とし、他の 面の壁は上部に開口部を設けることとした。
4 工事ゲートの有効高さは、鉄筋コンクリート造の工事なので、最大積載時の生コン車の高さとすることとした。
No28
工事現場における材料等の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シーリング材は、直射日光や雨露の当たらない場所に密封して保管する。
2 アルミニウム製建具は、床に角材を敷き、平積みにして保管する。
3 高力ボルトは、乾燥した場所にねじの呼び別、長さ別等に整理して保管する。
4 壁紙など巻いた材料は、くせが付かないように立てて保管する。
No29
工程計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 各工事の施工速度は、工期、品質、経済性、安全性等を考慮して設定する。
2 工事を行う地域の労務や資材の調達状況、天候や行事、隣接建造物の状況などを考慮する。
3 作業ごとに1日あたりの作業量が、それぞれ均等になるように調整する。
4 山積工程表における山崩しは、工期短縮のために用いられる。
No30
バーチャート工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 各作業の順序関係を明確に表現でき、前工程の遅れによる後工程への影響が把握しやすい。
2 工程上のキーポイント、重点管理しなければならない作業が判断しにくい。
3 各作業の開始時期、終了時期及び所要日数を把握することができる。
4 各作業ごとの日程及びこれらの集合としての工事全体の工程計画が、比較的容易に作成できる。
No31
建築施工の品質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 品質を確保するためには、手順の改善を行うより、検査を強化する方がより有効である。
2 作業が施工要領書や作業標準どおりに正しく行われているか否か、チェックし評価する。
3 品質計画に基づく施工の試験又は検査の結果を、次の計画や設計に生かす。
4 施工に伴い欠陥が生じた場合、その原因を調べ、適切な処置を講ずる。
No32
トルシア形高力ボルトの1次締め後に行うマーキングに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 マークのずれによって、軸回りの有無を確認できる。
2 マークのずれによって、ナットの回転量が確認できる。
3 マークのずれによって、共回りの有無を確認できる。
4 マークのずれによって、軸力の値が確認できる。
No33
品質管理のための試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 鉄筋のガス圧接部の検査は、目視による外観検査を全数検査とし、超音波探傷試験を抜取り検査とした。
2 室内空気中に含まれるホルムアルデヒドの濃度測定のための試料採取には、パッシブ型採取機器を用いた。
3 内装工事に用いる木材の含水率の測定には、pHコンパレーターを用いた。
4 材齢が28 日の構造体コンクリート強度推定試験には、現場水中養生による供試体を用いた。
No34
建築工事における危害又は迷惑と、それを防止するための対策の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1 掘削による周辺地盤の崩壊 —— 山留めの設置
2 工事用車両による道路の汚れ —— 沈砂槽の設置
3 高所作業による工具等の落下 —— 水平安全ネットの設置
4 解体工事による粉塵の飛散 —— 散水設備の設置
No35
高所作業車を用いて作業を行う場合、事業者の講ずべき措置として、「労働安全衛生法」上、定められていないものはどれか。
1 高所作業車は、原則として、主たる用途以外の用途に使用してはならない。
2 作業計画を定め、その計画により作業を行わなければならない。
3 その日の作業を開始する前に、作業開始前点検を行わなければならない。
4 高所作業等作業主任者を選任しなければならない。
※問題51から65までの15問から6問を選択し解答します
No51
アスファルト防水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アスファルト防水の下地コンクリートの入隅の形状は、通りよく三角形の面取りとした。
2 平場のアスファルトルーフィングの重ね幅は、長手及び幅方向とも100 mm 以上とした。
3 保護コンクリートの動きによる立上り防水層の損傷を防止するため、成形緩衝材を立上り入隅部に取り付けた。
4 平場のストレッチルーフィングの流し張りは、ルーフィングの両端からアスファルトがはみ出さないように押し付けながら張り付けた。
No52
ウレタンゴム系塗膜防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 防水材の塗継ぎの重ね幅は、50 mmとした。
2 ルーフドレンとの取合いは、幅100 mm以上の補強布を用いて補強塗りを行った。
3 防水層の施工は、立上り部、平場部の順に施工した。
4 仕上塗料は、はけ、ローラーばけ又は吹付け器具を用いてむらなく塗布した。
No53
外壁の張り石工事において、湿式工法と比較した乾式工法の特徴として、最も不適当なものはどれか。
1 凍結による被害を受けにくい。
2 白華現象が起こりにくい。
3 地震時の躯体の挙動に追従しにくい。
4 石材の熱変形による影響を受けにくい。
No54
日本工業規格(JIS)に規定する硬質塩化ビニル雨どいを用いたとい工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 軒どいの受け金物は、600 mm間隔で通りよく取り付けた。
2 軒どいは、1本の長さを10 m以内とし、両端を集水器に接着剤で固定した。
3 たてどいの受け金物は、900 mm間隔で通りよく取り付けた。
4 たてどいは、継いだ長さが10 mを超えるので、エキスパンション継手を設けた。
No55
軽量鉄骨壁下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 同一壁面でスタッドの高さに高低差があったので、高い方のスタッドに適用される部材を使用した。
2 スタッドの高さが2.5mだったので、振れ止めは、床ランナー下端から約1.2mの高さに1段のみ設けた。
3 床ランナーの継手は、重ね継ぎとし、打込みピンでコンクリートスラブに固定した。
4 出入口開口部の垂直方向の補強材は、上下のコンクリートスラブに固定した。
No56
仕上塗材仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地のコンクリートの不陸が3mmを超えていたので、合成樹脂エマルション系下地調整塗材を使用した。
2 仕上塗材を施工する場合の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量とした。
3 外装厚塗材Cの凸部処理は、模様塗り後、適度の硬化状態になったときを見計らって行った。
4 複層塗材CE(凹凸状)の主材塗りは、吹付けにより基層塗りと模様塗りの2回とした。
No57
セルフレベリング材塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 セルフレベリング材塗りは、下地となるコンクリートの打込み後、1箇月以上経過した後に行った。
2 セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。
3 塗厚が10 mmのセルフレベリング材の流し込みは、1回で行った。
4 セルフレベリング材の打継ぎ部の突起は、硬化後にサンダーで削り取った。
No58
アルミニウム製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外部建具枠の周囲に充填するモルタルに用いる防水剤は、塩化物系のものとした。
2 引違い建具のすれ合う部分、振れ止め、戸当りは、ポリアミド製とした。
3 鉄筋コンクリート造に取り付く建具は、木製くさび等を用いて仮止めし、建具のアンカーを躯体付けアンカーに溶接した。
4 建具の組立てにおいて、隅部の突付け部には、シート状の止水材を使用した。
No59
建具工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 抱き納まりとするアルミニウム製サッシは、下枠と躯体とのすき間を75mmとし、水切り板とサッシ下枠部を2度に分けてモルタルを充填した。
2 鋼製建具で両面フラッシュ戸の表面板の裏側の見え隠れ部分は、防0塗装を行わなかった。
3 鋼製建具の丁番やドアクローザーなどが取り付く枠及び戸の裏面には、補強板を取り付けた。
4 建築基準法の特定防火設備の片面フラッシュの防火戸は、厚さ1.2 mmの鋼板張りとした。
No60
塗装の素地ごしらえに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 透明塗料塗りの木部面で、仕上げに支障のおそれがある変色は、漂白剤を用いて修正した。
2 不透明塗料塗りの木部面は、節止めの後に穴埋め・パテかいを行った。
3 鉄鋼面に付着した機械油の除去は、アルカリ性溶液を用いて行った。
4 セメントモルタル塗り面の素地ごしらえは、セメントモルタル塗り施工後2~3週間経過した後に行った。
No61
ビニル床シート張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 施工時の室温が5℃以下になるおそれがあったので、採暖のうえシートを張り付けた。
2 接着面に気泡が残らないよう、ローラーで圧着しながら張り付けた。
3 湿気のおそれのある下地への張付けには、ウレタン樹脂系接着剤を使用した。
4 熱溶接工法における溶接継目の余盛りは、溶接直後に削り取った。
No62
カーペット敷きに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ウィルトンカーペットの裁断は、はさみを用いて織目に沿って切りそろえた。
2 ウィルトンカーペットの裁断部のほつれ止めは、ヒートボンド工法用アイロンで加熱処理した。
3 タイルカーペットの平場の張付けは、パイル目の方向を変えた市松張りとした。
4 タイルカーペットの目地は、フリーアクセスフロアの床パネルの目地とずらして割り付けた。
No63
鉄筋コンクリート造の建物内部の断熱工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 硬質ウレタンフォーム吹付け工法では、下地コンクリート面を充分に乾燥させた状態で吹付けを行う。
2 硬質ウレタンフォーム吹付け工法では、ウレタンフォームが厚く付き過ぎて表面仕上げ上支障となる箇所は、カッターナイフ等で表層を除去する。
3 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法では、断熱材と躯体が密着しにくいので、内部結露が生じやすい。
4 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法では、コンクリートの漏れを防ぐため、断熱材の継目にテープ張りを行う。
No64
ALCパネル工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外壁パネルの屋外に面する部分は、防水効果のある仕上げを施す。
2 外壁の縦壁ロッキング構法におけるパネル間の縦目地は、3面接着のシーリングとする。
3 外壁パネルに設ける設備配管用貫通孔の径は、パネル幅の1/6以下とする。
4 縦壁フットプレート構法では、パネル上部が面内方向に可動するように取り付ける。
No65
外壁の押出成形セメント板張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 パネルは、表裏を小口表示で確認し、通りよく建て込む。
2 パネルに軽微な欠けがある場合は、パネル製造者が指定する補修材により補修する。
3 縦張り工法のパネル上部の取付け金物(Zクリップ)は、回転防止のため、下地鋼材に溶接する。
4 横張り工法の目地幅は、縦目地よりも横目地の方を大きくする。
※問題81から95までの15問から6問を選択し解答します
No81
合成高分子系ルーフィングシート防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 加硫ゴム系シート防水接着工法において、平場と立上りとのシートの接合部は、重ね幅を150 mm 以上とする。
2 塩化ビニル樹脂系シート防水接着工法において、エポキシ樹脂系接着剤を用いてシートを張り付ける場合は、下地面とシート裏面に接着剤を塗布する。
3 塩化ビニル樹脂系シート防水断熱工法において、ルーフドレン回りの断熱材の張付けは、ドレンのつばから300 mm程度手前で止め、端部は45°程度の勾配とする。
4 加硫ゴム系シート防水接着工法において、シートの3枚重ね部は、内部の段差部に不定形シール材を充填する。
No82
シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 マスキングテープは、シーリング材のへら仕上げ終了後、直ちに取り除いた。
2 ワーキングジョイントのシーリング材の目地幅が20mmなので、目地深さは12 mmとした。
3 裏面に粘着剤が付いているバックアップ材は、目地幅より1~2mm小さい幅のものを使用した。
4 やむを得ず異種シーリング材を打ち継ぐので、先打ちシーリング材が硬化しないうちに、後打ちシーリング材を施工した。
No83
壁タイル張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地材料が異なっていたので、その取合い部に伸縮調整目地を設けた。
2 接着剤によるタイル張りにおいて、接着剤はタイル裏面に塗布した後、所定のくし目ごてを用いてくし目を立てた。
3 セメントモルタルによるタイル張りにおいて、まぐさ部分に小口タイルの役物を使うので、なましステンレス鋼線の引き金物を使用した。
4 内装タイルの水平方向の割付けにおいて、切り物となるタイルの大きさは、使用するタイル1枚の1/2以上の大きさとした。
No84
金属板葺屋根の横葺に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下葺のアスファルトルーフィングの野地板へのステープルによる仮止め間隔は、重ね部で300 mm 程度、その他は900 mm以下とした。
2 カラーアルミニウム合金製の葺板の留付けに用いる吊子は、アルミニウム合金製とした。
3 軒先納めは、唐草の継手位置と葺板の継手位置をずらし、葺板の水下側の先端部を唐草に充分はめ合わせた。
4 葺板の継手部分には、葺板と同材のジョイントプレート(裏板)を用い、葺板どうしの間に10 mm の目地を設けた。
No85
金属材料の表面仕上げ又は表面処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ステンレスの表面に機械的に凹凸の浮出し模様を付けたものを、ヘアライン仕上げという。
2 銅合金の表面を、硫黄を含む薬品を用いてかっ色に着色したものを、硫化いぶし仕上げという。
3 アルミニウム合金を陽極酸化処理の後、塗装を施したものを、陽極酸化塗装複合皮膜仕上げという。
4 鋼材を溶融した亜鉛の中に浸せきして亜鉛めっき皮膜を生成させたものを、溶融亜鉛めっきという。
No86
天井に用いるアルミモールディングの取付けに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 屋内天井のアルミモールディングの取付け下地は、軽量鉄骨天井下地とし、野縁の間隔を450 mm とした。
2 アルミモールディングの留付けは、目立たぬよう目地底にステンレス製の小ねじ留めとした。
3 アルミモールディングの取付けに先立ち、半端な寸法の材料が入らないように割付けを行った。
4 長尺のアルミモールディングには、温度変化に対する伸縮調整継手を設けた。
No87
コンクリート下地の壁モルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地コンクリート面は、水を掛けながらデッキブラシを用いて清掃した。
2 下塗り用の砂は、ひび割れを防止するため、粒径の小さいものを用いた。
3 つけ送り厚さを含む総塗厚が40mmとなる部分は、下地にアンカーピンを打ち、溶接金網を張り付けた。
4 普通モルタルの下塗面は、しまり具合を見計らって金ぐしを用いて荒く、深いくし目を全面に付けた。
No88
木製建具のフラッシュ戸に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ホットプレス機を使用するので建具の膨らみを防止するため、上・下框及び横骨に3mm程度の空気穴を設けた。
2 高さが2,100 mmの扉の心材は中骨式とし、横骨を450 mm間隔で入れた。
3 戸の錠前当たりの部分は、高さ300 mm以上の増し骨で補強を施した。
4 フラッシュ戸に反りが生じないよう、表と裏の面材は同一のものとした。
No89
鋼製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外部に面する鋼製ドアのステンレス製くつずりは、両端を縦枠より延ばし、縦枠の裏面で溶接した。
2 建具枠は、あらかじめくつずりの裏面に鉄線を付けておき、モルタル詰めを行った後、取り付けた。
3 外部に面する両面フラッシュ戸の見込み部は、上下を除いた左右2方向のみ、表面板で包んだ。
4 防火戸に設けるがらりは、防火ダンパー付きのものとした。
No90
木部の塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 内部の合成樹脂調合ペイント塗りの目止めには、合成樹脂エマルションパテを用いる。
2 オイルステイン塗りでは中塗り及び上塗り後に、全面をむらのないようにウエスで軽くふきとる。
3 クリヤラッカー塗りにおける着色は、下塗りのウッドシーラー塗布後に着色する。
4 塗装場所の相対湿度が85 %以上の場合は、原則として塗装作業を行わない。
No91
ウレタン樹脂系塗床に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 流しのべ工法とするため、下地コンクリート表面の仕上げは、金ごて仕上げとした。
2 施工に先立ち、作業場所と下地コンクリート表面の温度を測定した。
3 塗床材の塗り重ねは、先に塗った層が完全に硬化してから行った。
4 立上り部は、だれを生じないように粘度を調節したペーストを用いた。
No92
壁紙張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 重ね張りとする壁紙は、強い光の入る側から張り出す。
2 下地のせっこうボードのジョイントと壁紙のジョイントが、重ならないように張り付ける。
3 壁紙の張付けを完了したあとの室内は、接着剤の急激な乾燥を避けるため、通風を避けた状態とする。
4 防火材料に認定された壁紙の防火性能は、下地材の種類にかかわらず施工方法との組合せにより決められている。
No93
壁のせっこうボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 2枚張りの場合、上張りは縦張りとし、上張りと下張りの継目の位置が同じ位置にならないようにした。
2 出隅部には、衝突による損傷防止のため、コーナー保護金物を使用した。
3 目地のない平滑な下地面とするため、テーパーエッジのせっこうボードを用いて継目処理を行った。
4 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面と同面となるように締め込んだ。
No94
カーテンに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 引分け式遮光用カーテンは、中央召合せを300mmとし、下端は窓枠より500mm長く仕上げた。
2 レースカーテンのカーテンボックスの長さは、窓幅に対して片側各々150 mm長くした。
3 カーテンレールがダブル付けのカーテンボックスの奥行き寸法は、100 mmとした。
4 カーテンレールに取付けるランナーの数は、1 mあたり8個とした。
No95
外部仕上げ等の劣化とその改修工法の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1 コンクリート打放し面のひび割れ —— 自動式低圧エポキシ樹脂注入工法
2 シーリングの劣化 —— ブリッジ工法
3 モルタルの浮き —— アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
4 タイルの浮き —— Uカットシール材充填工法
猫さん
2級建築施工管理技士 学科試験の過去問です↓↓