【2013年】2級建築施工管理技士(選択種別:仕上げ) 学科試験の過去問と解答例
※問題1から14までの14問もうち9問を選択し解答して下さい
No1
換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 自然換気は、屋外の風圧力を利用する場合と、室内外の温度差を利用する場合がある。
2 第二種機械換気方式は、室内の空気圧が室外より負圧になるので、周辺からの空気の流入を防止することができる。
3 全般換気は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替えるもので、住宅の居室や事務所ビルの執務室などに通常用いられる。
4 室内空気の二酸化炭素の濃度は、室内空気質の汚染を評価するための指標として用いられている。
No2
日照、日射及び日影に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 可照時間とは、日の出から日没までの時間をいう。
2 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
3 終日日影とは、建物などによって、1日中日影になる部分をいう。
4 北緯35 度付近の夏至における東向き・西向き鉛直面が受ける終日日射量は、南向き鉛直面よりも少ない。
No3
照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 直接照明は、間接照明よりも陰影が濃くなる。
2 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度の1/10以上とするのが望ましい。
3 点光源による照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
4 人工光源は、色温度が高くなるほど赤みがかった光色となる。
No4
木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 筋かいにより引張力が生じる柱の脚部近くの土台には、アンカーボルトを設置する。
2 構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比は、200 以下とする。
3 梁、桁その他の横架材のスパン中央部付近の下側には、欠込みを設けないものとする。
4 火打梁は、外周軸組の四隅や大きな力を受ける間仕切軸組の交差部に入れ、骨組の水平面を堅固にする。
No5
鉄筋コンクリート造の配筋に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 基礎梁の出隅部の主筋では、異形鉄筋を使用しても鉄筋の末端部にフックを必要とする。
2 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、0.2 %以上とする。
3 梁せいが大きい場合、あばら筋の振れ止め、はらみ止めとして、腹筋と幅止め筋を設ける。
4 四辺固定の長方形床スラブの中央部の引張鉄筋は、スラブの下側に配筋する。
No6
図に示す鉄骨造の柱梁接合部のイ~ニの名称として、最も不適当なものはどれか。
1 イ ダイアフラム
2 ロ フランジプレート
3 ハ スチフナー
4 ニ ウェブプレート
No7
基礎等に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 複合フーチング基礎は、隣接する柱間隔が狭い場合などに用いられる。
2 独立フーチング基礎は、一般に梁で連結しない。
3 杭基礎は、一般に直接基礎で建物自体の荷重を支えられない場合に用いられる。
4 杭は支持形式による分類から、支持杭と摩擦杭に分けられる。
No8
構造材料の力学的性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 弾性係数の一つで、垂直応力度σ と材軸方向のひずみ度εとの比(σ/ε)をヤング係数という。
2 物体の一軸方向に外力が作用するとき、伸びのひずみとそれに対し直角方向に収縮するひずみとの比をポアソン比という。
3 応力度-ひずみ度曲線において、弾性限度を超えない範囲を塑性域という。
4 一定の大きさの持続荷重によってひずみが時間とともに増大する現象をクリープという。
No9
図に示す単純梁のCD間に等分布荷重wが作用するとき、BD間に生ずるせん断力の大きさとして、正しいものはどれか。
1 0 kN
2 2 kN
3 4 kN
4 6 kN
No10
図に示す片持梁に集中荷重P が作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
No11
コンクリートに関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
1 コンクリートの熱膨張率は、鉄筋とほぼ同じである。
2 アルカリ性であるので、コンクリート中の鉄筋が錆びるのを防ぐ。
3 不燃性であり、長時間火熱を受けても変質しない。
4 引張強度は、圧縮強度の1/10程度である。
No12
木材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
1 気乾状態とは、木材の水分が完全に無くなった状態をいう。
2 木材の辺材部分は、心材部分より含水率が高い。
3 節のある木材の引張強度は、節のないものより小さい。
4 木材の熱伝導率は、含水率が低いほど小さくなる。
No13
日本工業規格(JIS)に規定する建具の性能試験における性能項目に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 水密性とは、圧力差によって生じる建具室内側への雨水などの侵入を防ぐ程度をいう。
2 強さとは、面内及び面外力に耐える程度をいう。
3 耐震性とは、地震及び震動によって生じる面内変形に追随し得る程度をいう。
4 耐風圧性とは、圧力差によって生じる空気のもれを防ぐ程度をいう。
No14
カーペットに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 タフテッドカーペットは、パイルを波状に並べてゴムなどの下地材に接着固定した敷物である。
2 タイルカーペットは、カーペットを正方形に裁断加工し、バッキング材で裏打ちしたタイル状敷物である。
3 ウィルトンカーペットは、基布とパイルを同時に機械で織る敷物である。
4 ニードルパンチカーペットは、シート状の繊維で基布を挟み込み、針で刺して上下の繊維を絡ませた敷物である。
※問題15から17までの3問は全問解答して下さい
No15
屋外排水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 管きょに用いる遠心力鉄筋コンクリート管は、外圧管を用いた。
2 遠心力鉄筋コンクリート管の継手は、ソケット継手として、止水にはゴム輪を用いた。
3 遠心力鉄筋コンクリート管のソケットは、受口を下流に向けて敷設した。
4 硬質塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分には、砂付き短管を用いた。
No16
日本工業規格(JIS)に規定する構内電気設備の名称と配線用図記号の組合せとして、不適当なものはどれか。
1 配電盤
2 壁付きコンセント
3 蛍光灯
4 3路点滅器
No17
建築設備とその用語の組合せとして、最も関係の少ないものはどれか。
1 空気調和設備 —- バスダクト
2 給水設備 —- バキュームブレーカー
3 排水設備 —- 通気管
4 ガス設備 —- マイコンメーター
※問題18から25までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
No18
次の記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
1 防火地域及び準防火地域外において、増築する部分の床面積の合計が10 m2以内の場合、建築確認申請の手続きは必要ない。
2 建築主は、確認済証の交付を受けた建築物の工事を完了したときに、建築主事の完了検査を申請する場合は、工事が完了した日から7日以内に、建築主事に到達するようにしなければならない。
3 建築主事は、建築主に対して、建築物の敷地に関する報告を求めることができる。
4 建築確認申請が必要な建築物の工事は、確認済証の交付を受けた後でなければ、することができない。
No19
次の記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
1 共同住宅の各戸の界壁は、小屋裏又は天井裏に達するものとするほか、遮音性能に関して政令で定める技術的基準に適合するものとしなければならない。
2 階段に代わる傾斜路の勾配は、1/6を超えないものとする。
3 ふすま、障子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、居室の採光及び換気の規定の適用に当たっては、1室とみなす。
4 住宅の地階に設ける居室は、防湿の措置その他の事項について衛生上必要な政令で定める技術的基準に適合するものとしなければならない。
No20
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
1 工事1件の請負代金の額が1,500万円に満たない建築一式工事のみを請け負う場合は、建設業の許可を必要としない。
2 建設業の許可を受けようとする者は、営業所ごとに所定の要件を満たした専任の技術者を置かなければならない。
3 ある業種で一般建設業の許可を受けている者が、別の業種で特定建設業の許可を受けることができる。
4 建築工事業で一般建設業の許可を受けている者は、発注者から直接請け負った1件の工事のうち、下請代金の額が4,500万円の下請工事を発注することができる。
No21
建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項として、「建設業法」上、定められていないものはどれか。
1 予定する下請代金の額の総額
2 工事着手の時期及び工事完成の時期
3 工事完成後における請負代金の支払の時期及び方法
4 契約に関する紛争の解決方法
No22
使用者が労働契約の締結に際し、「労働基準法」上、労働者に書面で交付しなくてもよいものはどれか。
1 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
2 労働契約の期間に関する事項
3 賃金の支払の時期に関する事項
4 安全及び衛生に関する事項
No23
建設業において、「労働安全衛生法」上、事業者が安全衛生教育を行わなくてもよいものはどれか。
1 新たに雇い入れた非正規(臨時雇用)労働者
2 作業内容を変更した労働者
3 新たに選任した作業主任者
4 新たに職務につくこととなった職長
No24
次の記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
1 建築物の改築に伴って生じた繊維くずは、産業廃棄物である。
2 建築物の新築に伴って生じた紙くずは、産業廃棄物である。
3 建築物の地下掘削に伴って生じた建設発生土は、産業廃棄物である。
4 建築物の除去に伴って生じた木くずは、産業廃棄物である。
No25
消防用設備等の種類と機械器具又は設備の組合せとして、「消防法」上、誤っているものはどれか。
1 警報設備 —- 漏電火災警報器
2 避難設備 —- 誘導灯及び誘導標識
3 消火設備 —- 排煙設備
4 消火活動上必要な施設 —- 連結送水管
※問題26から35までの10問は全問解答して下さい
No26
事前調査及び準備工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 地業工事で振動が発生するので、近隣の商店や工場の業種の調査を行うこととした。
2 既存の地下埋設物に対する図面があったが、事前に掘削調査を行うこととした。
3 建物設計時の地盤調査は、根切り、山留め工事の計画に当たって不十分であったので、追加ボーリングを行うこととした。
4 高さの基準点は、複数設置すると相互に誤差を生じるおそれがあるので、設置は1箇所とした。
No27
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ハンガー式門扉は、重量と風圧を軽減するため、上部に網を張る構造とすることとした。
2 作業員詰所は、できるだけ工事用の事務所の近くで、連絡や管理がしやすい位置に設けることとした。
3 酸素・アセチレンなどのボンベ類の貯蔵小屋は、ガスが外部にもれないよう、密閉構造とすることとした。
4 仮囲いには、合板パネルなどの木製材料を使用することとした。
No28
建築工事に係る提出書類とその届出先の組合せとして、不適当なものはどれか。
1 建設用リフト設置届 —— 都道府県知事
2 建設工事計画届 —— 労働基準監督署長又は厚生労働大臣
3 特定建設作業実施届出書 —— 市町村長
4 建築工事届 —— 都道府県知事
No29
鉄筋コンクリート造事務所ビルの建設工事において、総合工程表の作成時に検討する必要性の最も少ないものはどれか。
1 工場製作材料の製作日数
2 使用揚重機の性能と台数
3 内装タイルの割付け
4 マイルストーンの設定
No30
バーチャート工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 手軽に作成することができ、視覚的に理解しやすい。
2 工事を構成する作業を縦に列記し、時間を横軸にして表す。
3 各作業の開始時期、終了時期及び所要日数を把握することができる。
4 各作業の順序関係を、明確に把握することができる。
No31
品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 施工に伴い欠陥が生じた場合、その原因を調べ、適切な処置を講ずる。
2 施工に伴い検査した結果を、次の工事に生かす。
3 品質を確保するためには、プロセスの最適化を図るより、検査を厳しく行う方がよい。
4 品質管理を組織的に行うためには、品質管理活動に必要な業務分担、責任及び権限を明確にする。
No32
施工品質管理表(QC工程表)の作成に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 工種別又は部位別に作成する。
2 管理項目は、品質の重要度の高い順に並べる。
3 検査の時期、方法、頻度を明示する。
4 管理値を外れた場合の処置を明示する。
No33
仕上工事における試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アスファルト防水工事において、下地コンクリートの乾燥状態の確認は、高周波水分計を用いて行った。
2 タイル工事において、外壁タイル張り後のタイル接着力試験は、油圧式簡易引張試験機を用いて行った。
3 塗装工事において、下地モルタル面のアルカリ分の測定は、pHコンパレーターを用いて行った。
4 硬質ウレタンフォーム吹付け工法による断熱工事において、吹付け後の断熱材厚さの測定は、ダイヤルゲージを用いて行った。
No34
労働災害の度数率に関する次の文章中、に当てはまる数値として、適当なものはどれか。
「度数率は、延べ労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって労働災害の発生頻度を表す指標である。」
1 1万
2 10 万
3 100 万
4 1,000 万
No35
事業者又は特定元方事業者が行うべき安全管理に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
1 作業主任者の氏名等を作業場の見やすい箇所に掲示しなければならない。
2 自らが使用する安全帯等の異常の有無についての点検を、その労働者に行わせなければならない。
3 クレーン等の運転についての合図を統一的に定めなければならない。
4 労働災害を防止するための協議組織を設置しなければならない。
※問題51から65までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください
No51
アスファルト防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 密着仕様におけるコンクリートスラブの打継部には、絶縁用テープを張り付けた後、ストレッチルーフィングを増張りした。
2 ルーフィング類は、継目の位置が上下層で同一箇所にならないようにして、水上部分から張り付けた。
3 アスファルトの溶融温度の上限を、アスファルト製造所の指定する温度とした。
4 絶縁露出仕様には、ふくれを低減するため、脱気装置を設けた。
No52
シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シーリング材と被着面の接着性を良好にするため、プライマーを塗布した。
2 目地への打ち始めは、目地の交差部あるいはコーナー部より開始した。
3 充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、直ちに取り除いた。
4 シーリング材の硬化の状態は指触で、接着状態はへらで押えて確認した。
No53
セメントモルタルによるタイル後張り工法に関する、次の文章に該当する工法として、適当なものはどれか。
「モルタル下地面に張付けモルタルを塗り、モルタルが軟らかいうちにタイル裏面に同じモルタルを塗ってタイルを張り付ける工法」
1 密着張り
2 改良圧着張り
3 マスク張り
4 改良積上げ張り
No54
屋根工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 繊維強化セメント板(スレート大波板)葺において、スレート大波板の鉄骨母屋への留付けにはフックボルトを用いた。
2 銅板平葺において、吊子の留付けにはステンレス釘を用いた。
3 粘土瓦葺において、のし瓦や冠瓦の緊結には樹脂被覆された銅線を用いた。
4 金属製折板葺において、受梁へのタイトフレームの取付けにはワンサイドボルトを用いた。
No55
軽量鉄骨壁下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ランナーは、打込みピンでコンクリート床、梁下及びスラブ下に固定した。
2 そで壁端部は、開口部の垂直方向の補強材と同じ材料をスタッドに添えて補強した。
3 スペーサーは、スタッドの建込みの後、取り付けた。
4 振れ止めは、フランジ側を上向きにして、スタッドに引き通した。
No56
仕上塗材仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 仕上塗材の付着性の確保や目違いの調整のため、下地コンクリート面にセメント系下地調整塗材を使用した。
2 シーリング面に仕上塗材仕上げを行うので、シーリング材の硬化後に行った。
3 各工程ごとに用いる仕上塗材は、下塗り材を除き同一製造所のものとした。
4 仕上げ場所の湿度が85%以上あったため、作業を行わなかった。
No57
せっこうプラスター塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 調合で砂を多く入れると、強度が増す。
2 すさは、収縮によるひび割れの防止、分散のため混入する。
3 下塗りは、下地モルタルが十分乾燥した後、施工する。
4 塗り面の凝結が十分進行した後、適度の通風を与える。
No58
アルミニウム製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外部建具周囲の充填モルタルに海砂を用いるので、砂の除塩を行った。
2 建具取付用のアンカーは、枠の隅より250mmを端とし、中間は600mm内外の間隔とした。
3 モルタルが建具の表面に付着したので、直ちにやわらかい布と清水で除去した。
4 水切り、ぜん板は、アルミニウム板を折り曲げ加工するので、厚さを1.5 mm とした。
No59
ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 エッジ強度の低下を防ぐため、ガラスの切口は、クリーンカットとした。
2 外部に面するサッシの網入板ガラスでは、水分の影響で発錆するおそれがあるので、サッシの下枠内に水抜き孔を設けた。
3 ガラスブロック積み工法における水抜きプレートは、合成樹脂製とした。
4 不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、ガラス下辺の両角の下に設置した。
No60
塗装工事の素地ごしらえに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 木部面に付着したアスファルトや油類は、溶剤でふき取り、十分に乾燥させる。
2 水がかり部の壁モルタル面のパテかいには、合成樹脂エマルションパテを用いる。
3 けい酸カルシウム板面のパテかいは、反応形合成樹脂ワニスを塗り付けてから行う。
4 ALCパネル面の吸込止め処理には、一般に合成樹脂エマルションシーラーを用いる。
No61
カーペット敷きに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 タフテッドカーペットの敷込みに、全面接着工法を用いた。
2 ニードルパンチカーペットは、端部をグリッパーで固定した。
3 ウィルトンカーペットのはぎ合わせは、手縫いでつづり縫いとした。
4 カーペットの防炎ラベルは、各室ごとに張り付けた。
No62
壁紙張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地のせっこうボード面にシーラーを全面に塗布したので、壁紙のジョイントは、下敷きを用いないで重ね切りした。
2 壁紙を重ね張りとするので、強い光の入る側から張り出した。
3 施工中の室内の温度や湿度が高かったので、通風や換気を行った。
4 接着剤は、壁紙の裏面にのり付機でむらなく塗布した。
No63
内装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 フローリングの接着工法では、接着剤は金ごてで均一に下地面に塗り付けた。
2 軽量鉄骨天井下地に張るせっこうボードは、天井の中央部分から周囲に向かって張り上げた。
3 システム天井の点検口となるボードには、落下止め金物を取り付けた。
4 天然木化粧合板を接着張りする際の仮留めには、とんぼ釘を使用した。
No64
カーテンに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 1枚のカーテンに使用するきれ地は、きれ地幅1/2未満のはぎれを使用しなかった。
2 カーテン上端の折返し長さは、使用するひるかんの長さによって決めた。
3 引分け式遮光用カーテンは、中央召合せを300 mm とした。
4 ドレープや遮光用カーテンの幅継ぎ加工は、きれ地の両耳を遊ばせて縫い合わせた。
No65
ALCパネルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外壁パネルの表裏は、パネル短辺小口の表示により確認した。
2 外壁パネルに設ける設備配管用貫通孔の径は、パネル幅の1/6以下とした。
3 外壁パネルと間仕切りパネルの取合い部は、パネルどうしのすき間がないように突付けとした。
4 パネルの加工などにより露出した鉄筋は、防錆処理を行った。
※問題81から95までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください
No81
合成高分子系ルーフィングシート防水の接着工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 プライマーの塗布は、その日にシートを張り付ける範囲とした。
2 塩化ビニル樹脂系シート防水において、接合部のシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも40 mm 以上とした。
3 入隅の下地の形状は直角とし、出隅は面取りとした。
4 加硫ゴム系シート防水において、平場と立上りとのシートの接合部は、重ね幅を100 mm以上とした。
No82
ウレタンゴム系塗膜防水の工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 通気緩衝シートは、接着剤で張り付けた。
2 防水層の施工は、立上り部、平場部の順に施工した。
3 プライマーは、はけ、ゴムべら、吹付け器具などを用い、均一に塗布した。
4 補強布の張付けは、突付け張りとした。
No83
内壁空積工法による大理石張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 引き金物緊結用鉄筋(流し鉄筋)には、錆止め処理を行う。
2 引き金物用の道切りは、工事現場において、石の据え付け前に加工する。
3 一般部の石材は、縦目地あいばに、だぼ及び引き金物を用いて据え付ける。
4 本磨き仕上げにおける、ねむり目地は、0.8 mm 程度の糸面を施す。
No84
屋根の心木なし瓦棒葺きに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 屋根葺材の塗装溶融亜鉛めっき鋼板は、板厚さ0.4 mm を使用した。
2 キャップのはめ込みは、小はぜ掛けとし、折返し幅を5mm とした。
3 下葺のアスファルトルーフィングの野地板への仮止めは、ステープル釘打ちとした。
4 通し吊子の鉄骨母屋への取付けは、亜鉛めっきドリリングタッピンねじとした。
No85
アルミニウム製建具の表面処理皮膜として、最も不適当なものはどれか。
1 陽極酸化塗装複合皮膜
2 自然発色皮膜
3 電解研磨
4 無着色陽極酸化皮膜
No86
軽量鉄骨天井下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 屋内のアルミニウム製モールディング張り仕上げの下地は、野縁の間隔を360 mmとした。
2 高速カッターによる切断面には、錆止め塗装を行わなかった。
3 ダクト吹出口の開口部のために野縁を切断したので、野縁と同材で補強した。
4 19形の野縁受は、幅と高さの寸法が25形と同じなので、軒天井に25形の野縁と組み合わせて使用した。
No87
コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下塗りは、吸水調整材塗りの後、直ちに行った。
2 下塗り面には、金ぐしを用いて、くし目を全面に付けた。
3 中塗りは、下塗り後14 日以上放置し、十分にひび割れを発生させた後に行った。
4 上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルよりも貧調合とした。
No88
鋼製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 丁番、ドアクローザーの取り付く箇所の建具枠の裏面には、補強板を取り付けた。
2 フラッシュ戸の組立てにおいて、中骨を600 mm の間隔で入れた。
3 出入口のくつずりをステンレス製とし、表面の仕上げをヘアライン仕上げとした。
4 鉄骨造の建物への取付けは、鉄骨に取り付けた下地鋼材にアンカー材を溶接した。
No89
シャッター工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シャッターのスラット相互のずれ止めとして、スラットの端部にフックを取り付けた。
2 特定防火設備の防火・防煙シャッターのまぐさには、漏煙を抑制する難燃材料の遮煙材を取り付けた。
3 特定防火設備の防火シャッターのケースには、スラットと同じ1.6 mm の厚さの鋼板を用いた。
4 電動シャッターには、リミットスイッチが故障した場合にシャッターを停止させる保護スイッチを設けた。
No90
塗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 合成樹脂調合ペイント塗りにおいて、中塗り後、放置時間が1か月を超えたので、軽く研磨を行った。
2 木材保護塗料塗りにおいて、塗料は希釈せず原液で使用した。
3 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、中塗り後、2時間放置してから次工程の作業を行った。
4 アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには上塗りと同一材料を使用した。
No91
内装木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 化粧面となる造作材の釘打ちは、隠し釘打ちとした。
2 さお縁天井の天井板は、継手位置を乱とし、さお縁心で突付け継ぎとした。
3 和室のかもいは、ひねり金物で吊束へ釘打ちとした。
4 木製ドアの三方枠の戸当りは、つけひばたとした。
No92
合成樹脂塗り床に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 樹脂モルタルのベースコートの練り混ぜにおいて、主剤と硬化剤と骨材は同時に投入して練り混ぜた。
2 塗布した塗床材の表面に白化、つやむらなどが生じるのを防ぐため、硬化するまでの間に結露が生じないようにした。
3 弾性ウレタン塗り床では、耐候性を確保するために、トップコートを塗布した。
4 合成樹脂を配合したパテ材や樹脂モルタルでの下地調整は、プライマーを塗布した後に行った。
No93
壁のせっこうボードのせっこう系接着材による直張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 接着材は、塗り付けたときに垂れない程度の硬さとした。
2 ボードの張付け時の不陸調整は、定規でボードの表面をたたきながら行った。
3 接着材を一度に練る分量は、2時間以内に使い切れる量とした。
4 断熱材下地面には、プライマーを塗布し、乾燥させた後、接着材を塗り付けた。
No94
事務室用フリーアクセスフロアに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 パネルの各辺の長さが500mmだったため、幅及び長さの寸法精度は、±0.5mm以内とした。
2 下地となるコンクリートスラブ面の防塵塗装は、支柱分離型の独立支柱を接着剤でスラブに固定した後に行った。
3 パネル取付け後の水平精度は、隣接するパネルどうしの高さの差を2 mm 以下とした。
4 パネル支持脚に、電気亜鉛めっきの防錆処理を行った鋼材を使用した。
No95
仕上げ改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外壁タイル張り仕上げの下地モルタルと構造体コンクリートの間の浮き面積が0.25m2程度の部分は、アンカーピンニング全面エポキシ樹脂注入工法で補修した。
2 外装金属カーテンウォールの既存シーリングをすべて除去することが困難なため、補修シーリング材をかぶせるブリッジ工法で補修した。
3 コンクリート下地面の複層仕上塗材の既存塗膜部分は、高圧水洗工法によって除去した。
4 既存露出アスファルト防水層の上に、アスファルト防水熱工法により改修をするため、下地調整材としてポリマーセメントモルタルを用いた。
猫さん
2級建築施工管理技士 学科試験の過去問です↓↓