この記事を読まれている方は建設業界での転職を考え始めている方が多いかと思います。
職務経歴書をしっかり書ければ転職成功率が大きく上昇します。
これは経験上でも本当にそう思います!
しかし、
転職活動が初めての方にとっては職務経歴書の書き方自体がよくわからないかと思います。
実際に自分自身もそうでした。
きょうこ先生
今回は転職活動で最重要書類である職務経歴書の書き方を紹介しておきますので、
参考にしてみてください。
職務経歴書の全体像はこんな感じです
きょうこ先生
職務経歴書の全体像はざっくりこのような構成になります。
①職務内容
②職務経歴
③資格
④活かせる知識・技術・経験
⑤自己PR
基本的にはこの5つの要素で成り立っています。
絶対の決まりは無いですがほとんどの転職活動者はこれと似たり寄ったりの形式です。
※意匠設計などアーティスティックな職種になると手がけた作品の書類などをプラスします!
きょうこ先生
次は、職務経歴書の各要素を一つずつチェックしていきます。
①職務要約
きょうこ先生
2~3行程度の文章量で自分のいた会社とその時の職務内容をさらっと紹介する項目ですね。
「住宅業界で戸建て住宅の現場施工管理を5年6か月経験し、現場の予算管理と工程管理を責任者の立場で把握できるようになりました。木造中心でしたがRC造の経験もしております。」
こんな感じです。
長々とではなく要約するとこんな事をやってましたよ!と伝わればOKです。
②職務経歴
きょうこ先生
次は職務経歴です。これは自分が経験した職務内容とその期間を対応させながら紹介するものです。
「期間」2018年 4月 ~ 2018年 8月
「部署」工事部 工事課
「職務内容」木造2階建て戸建て住宅〇〇㎡の新築工事において主に工程管理の責任者として、施主との打ち合わせから現場予算管理、現場作業員の作業管理をして作業遅れの生じない工事を行ってまいりました。」
こんな感じですね。
絶対にこうだというものはありませんので自分なりの文章でよいと思います。
建設業界では経験命です。採用する側が見るのは、
①この人はどんな構造経験してるの?
②この人はどんな立場(責任者、代理人、作業員など)で経験したの?
③どの程度の現場数を経験してるの?
④どの職種(設計、建築工事か土木工事か設備工事か?など)なの?
たいがいこの4点です。
営業マンならば受注した工事の金額量などが最大の注目点ですが、
建設業界で技術畑の人にとってはあくまで経験した現場数こそ最大の注目点だということになります。
③資格
きょうこ先生
建設業界での転職で大切なのが資格の有無です。
この業界は1級建築士、2級建築士では重みが違いますし、
1級施工管理技士、2級施工管理技士でも重みが違います。
多くの企業は応募資格として
「1級建築士、または1級建築施工管理技士を有する者。」や、
「2級建築士以上の資格を有する者(1級でも2級でも応募OKの意味」
など応募自体に資格のフィルターをかましています。
スーパーゼネコンなどは必ず1級という応募フィルターをかけていますね!
この意味でも、転職する前に前もって1級建築士かそれが難しいら1級施工管理技士
を取得してから応募するのもとてもいい計画です。
自分の価値を高めて高く買ってもらうぞ!ってことですね~
④活かせる経験・知識・技術
きょうこ先生
箇条書きでOKですので3~5つ程度自分のアピール能力を書きます。
・戸建て木造新築工事における予算・工程の管理業務
・戸建て木造住宅での内装及び給排水設備のリフォーム工事
・近隣住民の騒音、臭気のクレームなどへの対応、改善の知識
など率直に日々の業務で経験したことをさらっと書けば良いです。
多くの技術職の人は似通ったものになりますが当然ですし、
IT業界のイケイケな人のようにアクロバチックな知識など必要ないです。
⑤自己PR
きょうこ先生
自己PRは自分の仕事への思いと、自分の経験した知識、経験が転職先で必ず活かせるという思いを5行から7行程度でさくさくと書きます。
「私はこれまで〇〇という事を大切にして業務を遂行してまいりました。
私が経験した〇〇や〇〇とう経験と技術を御社の〇〇での仕事にぜひとも活かして
まいりたいと考えております。」
要約するとこんな文章でしょう。
あまり抽象的でない具体的な知識とか経験をもとにがんばるぞ!と伝えればOKです。
ここで説明してきました職務経歴書は一番メジャーな書き方になります。
多くの転職希望者がこの書き方ですので安心して書いちゃって下さい。
職務経歴書は過去の自分から未来の自分につなげる!
職務経歴書は自分の経歴を書いていき、最後に自己PRで転職後の自分を売り込むというストーリーです。
この流れがとっても大切で、
最後の自己PRで大掛かりな希望と理想をごり押ししまくるのに、それに伴った経験値が皆無であるなどした場合は、とってもしょぼい職務経歴書になりますよね?
経験した経歴とそれを転職先でのどう活かせるかがつながる状況を意識しましょう。
木造建築しか経験ないが、転職先では木造建築の現場管理で培った経験を最大限生かして次はRC造の新築やリフォームなどにも幅を広げたい!
という感じでかけば過去の経験から未来の挑戦がすんなりつながりますよね?
職務経歴書は手書きか印刷か?
職務経歴書はA4用紙に1枚から多くても2枚程度で十分です。
手書きではなく、
印刷でOKです。ていうか印刷じゃないと不自然ですので印刷でお願いします!
職務経歴書は使いまわしでOKなの?
転職活動では複数社に応募することになるかと思います。
当然ですが使いまわしでOKです!
注意点は応募先の職務内容が同じようなものであること。
極端な例をあげるなら建設工事の職務用に書き上げた職務経歴書を、
設計事務所にも使いまわして応募するなどは、内容につじつまが合わない部分が
発生しやすいので気を付けましょう!
また、職務経歴書が2枚になった場合は隅っこに通し番号を入れておいたり、
ホッチキスやクリップでとめとくなどすれば良いです。
まとめ
建設業界での転職に必要な職務経歴書は、
①職務要約(2、3行の経歴まとめ)
②職務経歴(立場、期間、職務内容、成果など)
③資格(自分の持ってる資格)
④活かせる知識・経験(経験したことが転職先でどう活かせるか)
⑤自己PR(仕事に対する考えと転職先でどういう仕事が出来るのか)
の5点セットが必要。
A4用紙1枚から2枚に印刷して提出するのが一般的!