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【最新情報】2級建築士試験の合格率推移・難易度を分析しました

2級建築士試験の合格率、難易度などを徹底分析

猫さん

2級建築士試験の合格率って毎年同じなの?

きょうこ先生

猫さん、合格率は毎年結構違うものだよ。新傾向の問題が多い時などはガクッと下がる印象だね。

2級建築士の過去の合格率をまとめてみました!

ざっくりと学科試験は例年の合格率が30%台、製図試験の合格率が50%台で推移する形となっております。

年度により少し合格率の上下があるのも事実です。これは単純に難易度が若干違うからとなります。

つまり、、多少合格率が低い(難易度が高い)試験であっても足切り不合格となってしまわないように学習をするのみです。

2級建築士に実際に独学で合格した学習方法・参考書はコレ!【2024年版】

2級建築士試験の合格率データ

 

令和5年(2023年)

学科    35%
製図 49.9%
総合 22.3%

令和4年(2022年)

学科 42.8%
製図 52.5%
総合 25.0%

令和3年(2021年)

学科 41.9%
製図 48.6%
総合 23.6%

令和2年(2020年)

学科 41.4%
製図 53.1%
総合 26.4%

令和1年(2019年)

学科 42.0%
製図 46.3%
総合 22.2%

2018年

学科 37.7%
製図 54.9%
総合 25.5%

平成29年

学科 36.6%
製図 53.2%
総合 24.3%

平成28年

学科 42.3%
製図 53.1%
総合 25.4%

平成27年

学科 30.1%
製図 54.0%
総合 21.5%

平成26年

学科37.9%
製図55.3%
総合24.3%

平成25年

学科 28.3%
製図 53.0%
総合 19.5%

平成24年

学科 33.0%
製図 52.5%
総合 23.1%

平成23年

学科 38.2%
製図 52.6%
総合 24.8%

平成22年

学科 39.4%
製図 52.1%
総合 24.3%

平成21年

学科32.9%
製図53.0%
総合22.8%

平成20年

学科 37.5%
製図 52.0%
総合 22.4%

続いては、受験者数、合格者数をふまえたデータを紹介します。

2級建築士試験 受験者数、合格者数、合格率データ

学科試験 製図 総合
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
平成19年 31,574 10,066 31.9% 14,090 7,178 50.9% 36,529 7,178 19,7%
平成20年 34,342 12,867 37.5% 17,108 8,901 52.0% 39,787 8,901 22.4%
平成21年 29,977 9,863 32.9% 15,652 8,298 53.0% 36,386 8,298 22.8%
平成22年 26,371 10,401 39.4% 14,786 7,706 52.1% 31,730 7,706 24.3%
平成23年 23,012 8,784 38.2% 13,389 7,039 52.6% 28,393 7,039 24.8%
平成24年 21,421 7,059 33.0% 11,651 6,115 52.5% 26,446 6,115 23.1%
平成25年 21,251 6,013 28.3% 9,185 4,864 53.0% 24,971 4,864 19.5%
平成26年 20,788 7,881 37.9% 10,573 5,842 55.3% 24,033 5,842 24.3%
平成27年 19,940 5,996 30.1% 9,456 5,103 54.0% 23,680 5,103 21.5%
平成28年 20,057 8,488 42.3% 11,159 5,920 53.1% 23,333 5,920 25.4%
平成29年 19,649 7,197 36.6% 10,837 5,763 53.2% 23,735 5,763 24.3%

 

合格率から分かる事

 

①学科試験の合格率はだいたい35%程度になる!

②製図試験の合格率はだいたい50%程度になる!

③学科試験と製図試験の2つを突破出来る人はだいたい5人に1人!!

 

2級建築士試験の合格率は学科試験が30%台を上下している事が分かるかと思います。

つまり、

受験する年度により若干の難易度の差が生まれるという事ですね。

過去問だけでは解答できない問題などが多いと合格率が下がるのだと思います。

合格率がぐっと下がった年度の翌年は豪華率がぐっと上がる傾向があることもわかるかと思います。

製図試験の合格率は常に5割!!

製図試験に関しては安定の5割前後をキープし続けております!

これは製図試験が絶対基準ではなく相対基準に基づく試験であるからだと思われます。

相対基準という評価方法は、

合格ラインが明確にあるといよりは、

受験者全体の上位半数程度のレベルの製図は合格としときますか~というような感じです。

税理士試験などでも採用されるこの評価方法が採用されていると思われます。

 

製図試験の合格率は毎年5割という事を掘り下げる

何度も繰り返しますが、

この2級建築士の製図試験に合格出来るのは、

受験者の約半分!

これはあくまでもイメージですが、、

受験者の全体的なレベルが高い年なら、

「俺、今年は結構いい感じで描けたな~♡」

という受験者の製図であったとしても、

すでに合格者数が多くなりすぎて

徹底的に鬼チェックして重箱の隅をつつくと考えられます(あくまでイメージです♡)。

逆に、

課題のレベルが高くて、受験生がミスしまくりの年ならば、

「俺、やっちまったぜ~、絶対不合格だ~」

というおっちょこちょいさんでも、

ささいなミスはスルーされて合格!

という事になるかと思います。

建築士の製図試験って上位何割を合格させようという事が決まってる試験なのです。

合格のボーダーラインは?

学科試験は平成25年にいわゆる「新傾向問題」という問題が多数混じるようになり、

レベルが多少高まった印象がありました。

その後の試験では合格率が上がる、下がるを繰りかえしております。

合格のために必要な点数は100点中の60点です。

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