きょうこ先生
2級建築士の製図試験に合格する為にはやっぱり資格学校に通うべき?、、とっても気になりますよね。
皆が迷うこの疑問に答えますので参考にどうぞ。
「2級建築士の製図試験合格の為には総合資格学院とか日建学院とかの資格学校に通うべき?」
この質問に単刀直入に答えると、
「絶対に資格学校に通え!!!」
以上ですね。これにつきます。
合格者なら皆そう言うはずです。
さらに言えば資格学校に通って、
「資格学校でも自宅でも死に物狂いで製図しろ!」
さらに付け加えたいのは、、
「独学で受かろうなんて、製図試験対策してる専門学校出身者だけに許される事だ!」
という事です。
それでは、
「なぜ資格学校に通わないとダメなのか?」
「そんなに死に物狂いで製図練習必要なのか?」
をじっくり説明していきたいと思います。
建築士の製図試験ほどハードなものは無いという事実!
2級建築士の製図試験は合格率が約5割程度の試験なので、
「簡単だ」
「独学で十分だ」
と思う人がいると思います。
はっきり言って製図試験は本気でハードな試験です。
社会人にとっては、、、、
精神的にも肉体的にも結構タフな試験であることは間違いないです。
これは資格予備校の生徒の多くが感じておりました。
きょうこ先生
私自身も大手の資格学校に通いましたが、
本当にハードだったな~と悪夢の様に覚えています。
まさに真夏の悪夢、、だったな~アレは、、、
もちろん合格したら全部喜びに変わりました!
製図試験は学科試験合格後の2か月弱の期間で
「製図素人がマッハ製図野郎」に変身する事を求められます。
この2か月弱ってのがこの製図試験をハードな試験にしているんですね、、、
製図は知識以上に、手の動かし方を競う
完全な肉体競技、スポーツの一種です!
製図試験は「設計の美しさ」などはほぼ見られません!
アーティストコンテストじゃないんです!
「私は図面にこそ神が宿り、生命がほとばしると信じてます。」
とほざいている青臭い青年は作図速度が遅すぎて不合格確定です。
要求された課題に対していかにミスが無く図面を仕上げるのかが求められます!
反射神経や手の器用さが圧倒的に重要ですので、
「製図試験はまさに肉体勝負!フィジカルで勝負!!
己を作図マシーンと変貌させる事が明日の勝利!!!」
受験者の全員が苦しめられると思います。
おどしてすみませんが、
自分の肉体と反射神経で作図が鬼スピードになるまでは本当に疲労感がはんぱなかったので
皆様みのお伝えしときたいだけなんです!
- 学科試験完了から製図試験まで2か月しかないので時間があまりに少ない!
- 8週間程度で合格レベルまでもっていくにはプロの指導があると無いとで差が大きすぎる!
- 製図試験はフィジカルの試験!実際に先生に指導受けた方が上達が圧倒的に早い事実!
建築士の製図試験の独学での合格は無理なの?
「製図試験は資格学校に通うべき!」
これは私自身の経験から親切心として伝えたい事なんですね。
しかしながら、資格学校の製図講座に通うと40万円程度の費用が掛かるので、
出来れば独学したいのは皆さん同意見だと思います。
しかし、
独学では上達スピードが遅すぎて2か月弱の学習期間では到底間に合わないです。
これは経験上の意見です。
きょうこ先生
私自身の経験では、資格学校で手慣れたきょうこ先生に教えてもらっても本番まで何とかぎりぎり間に合ったような感じだったのに、あれを独学でと考えたら恐ろしすぎます、、、てか、、私には無理だ、、
資格学校が40万円という強気の金額を要求するのも仕方ないのかと思います、、、
あと、資格学校が生徒に課す課題はとても多いです。
本番にどんな変化球問題が出されても対処できるようにあれやこれや課題を要求します。
これこそ学校に通う最大のメリットですね。
市販の本の課題はほんの少しなので基本的な課題にしか対処出来ないのが現実と思います。
つまり結論としまして初学者は独学での合格は相当リスキーという事です、、、無理では無いでしょうが、
質問など出来る環境が無い方は1年を無駄にしてしまう可能性が高いと思いますね。
独学でも合格可能な人はこんな人です!
初学者は独学はほぼ不可能と紹介しました。それでは合格可能な人とはどのような人なのか?
もしも独学で製図試験に合格する人がいるとしたらこんな人だと思います!
- 友人、知人が製図講座に通っておりノウハウや学校オリジナルの課題問題用紙を教えてくれる状況
- 設計事務所や製図部門などで同僚が合格者で手取り足取り教えてくれる状況
- 専門学校の授業で製図試験合格の為にすでにノウハウを叩き込まれている人
もしそうでない人が情報戦に圧倒的不利な立場のうえで、
市販の教材で独学するのならあまりにリスクが大きいでしょう。
2級建築士は学科は独学で余裕!でも、、製図は本当にで危険です。
資格学校に通うのなら絶対早い決断をすべし!
2級建築士の学科試験は7月上旬の日曜日ですよね。
資格学校の製図講座の授業って学科試験日の翌週からスタートするんです!
限りなく時間が無い!!!無い!!!!ゆっくりするヒマなど皆無!!ひ~!!
私の場合は、某大手予備校の製図試験の予約をすでに申し込んでおりましたので、
学科試験の日の夕方から学校の教室に来るように言われました。
そこで、何十人もの生徒たちと一緒に学科試験の答え合わせが始まりました。
先生が答えを言い終わると、
次は
「はい皆さん、合格の人たちは製図講座の案内に入りますので来てください。」
とアナウンスが入り一同が集められました。
数時間前まで学科試験を受けていたので相当疲労困憊していましたが、
「はい皆さん!製図講座は来週からですので平行定規や必要道具など購入しておいて下さいね!」
「はい皆さん!製図試験までもう2か月しか無いです!本当にこの試験は時間が無いので、死ぬ気で練習してくれないと合格させられません! 正直、学科試験なんて楽でしょ!、、製図が建築士試験の本番です!」
と宣言され、いきなり皆が学科試験モードから製図試験モードになりました。
私はこう思いました、、
「え、、!今日学科を撃破したとこだぞ、、来週から2か月休みなし生活が始まるのか?地獄かよ」
つまり、
学科試験の終わったその日から、
資格学校の生徒は製図試験の学習に突入してるんですよ!その日からです!!!!
これは総合資格でも日建学院でもTACでも同じです。
学科試験の夜に製図試験講座の時間割やら必要道具一式をかき集めとけやら説明されるわけです。
(製図試験に必要な製図道具一式はコチラ↓↓↓の記事で私の使用体験を元に紹介しております!!)

私の意見としては、
学科試験に自信がある人は前もって日建学院なり総合資格学院なりの下見をしておくと良いでしょう。
私の場合は5月に製図講座の予約をする代わりに、
新傾向問題の予想問題集
学科試験の本番予想問題集
などをどんどん郵送してあげると言われたので思い切って事前予約をしましたね。
最初は
「こんな大金の契約をして大丈夫なのか?、、(当然学科試験が落ちたら契約は無しという条件)」
と不安しかなかったですが、結果的には通学生が使うような問題をゲットできたり、
学科試験当日から製図試験モードに完全に切り替える事が出来たので良かったと思います。
これを読んでるほぼ全員の方も資格学校の製図講座に通うことになるでしょうから、
予約なり、候補の学校のめぼしはつけておくべきだと思います。
学科試験当日が製図試験の学習開始スタートの日!
これがまぎれもない現実ですよ。
製図試験での資格学校のメリットって?
資格学校のメリットはこんな感じです。
①製図の基本、時間節約テクニックなどを教えてくれる
②毎週課題作品の提出を義務付けられるので上達出来る
③予想問題を解くのでどんな問題がきても対処出来やすい
④致命的なミスをきょうこ先生が指摘してくれる
私自身の経験ではこんな感じでした。
最初の1か月は基本的な事を教わりつくすので、
その後は各自自身で練習しまくるような雰囲気でした。
製図した後に先生が添削してくれるので、
「ここに柱が無いのは結構ヤバいミスだよ」
なんて指摘があるので、独学では気づかないミスを是正できました。
極論すると、
資格学校は「製図の技術」を最初に教えて生徒の製図作品を「添削する」場所です。
結局は、自分自身で自宅で毎日練習する必要があります。
私自身も8月のお盆あたりからは、時間があれば一心不乱に製図練習していました。
自宅での努力が無ければいくら資格学校に通っても合格は不可能です。
製図試験の対策講座はどの資格学校が良いの?
2級建築士の製図試験はどの資格学校に通うべきなのか?
①総合資格学院
②日建学院
③全日本建築士会
④TAC
結局この4択になるかと思います。
総合資格学院と日建学院がメジャーですね。
全日本建築士会もコスパが最高で相当な人気講座ですね。
TACは簿記とか税理士試験の学校と思ってましたがこの数年でいきなり2級建築士試験業界に殴りこんできた感じです。(日建学院のやり手社員をヘッドハンティングしたそうですね~)
個人的な感想ですが、今勢いがあるのは総合資格学院です。
学科試験にしても総合資格は「かみ砕いて説明する」姿勢が今の学生に支持されてると思います。
まあどっちの学校でもきちんとやれば合格出来る力は身につくでしょう!
じゃあ結局どちらの学校に入学したらいいの?って事なんですが、、
私自身の感覚では、
「家から通いやすい方に通え!」
「料金の安い方に通え!」
「無料で教室を開放して製図練習させてくれる学校を選べ!」
こんなところですかね~。
製図試験は7月、8月、9月に学習する試験ですよね。
とにかく暑い、、外は地獄、、そんな中を平行定規を担いで通学するのですから、
とにもかくにも歩行距離が最短になる学校が良いと思います。
私自身は多数行きかう駅の中でクソ重たい平行定規を肩にかけて汗だくで通学したのが本当に嫌な記憶にありますね。通いやすいって要素も重要な点ですよ!
そして、
生徒には無料で教室を開放してくれる学校は助かります。
真夏の暑い日でも資格予備校内のクーラーのきいた教室で朝から晩まで製図練習しまくれたのはとても助かりました。(平行定規を教室のロッカーに保管もしてくれたので本当に助かりました!!)
製図試験のおすすめ学校をコチラの記事↓↓でまとめてます!

資格学校に通えば製図試験に合格出来るの!?
コレはNO!
残念ですがNO!
教室には20人~40人程度の生徒がいるんですが、
最初の1か月が過ぎたあたりで、
「あんた絶対合格できるっしょ!!!」という生徒が出現し始める一方で、
「え、、、宿題もしないし、線も引くの遅いし、、、大丈夫なの君」という生徒も現れ始めておりました。
結局、
①資格学校が要求する毎週の課題をしっかり製図する
②資格学校で学んだ技術を徹底的に自宅で復習する
この2点が無いと合格は不可能です。
資格学校って基本的には、
教室の前に置かれた巨大モニターでビデオ映像を見ながら学ぶ場所なんですね。
①「巨大モニターで製図技術の講義を視聴する」
②「教室の生徒が皆同じ課題を製図する」
③「先生がミスを指摘する」
これを週1回しか行わないですので、これだけで合格は不可能です!
学校で教わった技術を、
手が自動的に動くまで繰り返し反復練習してようやく合格水準になるんです。
多くの受験生が「よし合格できそうだ!」というレベルに達するのが
だいたい8月の終わりごろです。必死にやってもそんな感じ。
気が付けば
「あ、、来週の日曜が試験日か~、、、」
というほど2か月は短いものでした。