【2017年】2級土木施工管理技士実地試験の「過去問と解答例」
問題1(必須問題)
あなたが経験した土木工事の現場において,その現場状況から特に留意した安全管理に関して,次の〔設問1〕,〔設問2〕に答えなさい。
〔注意〕あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。
〔設問1〕
あなたが経験した土木工事に関し,次の事項について解答欄に明確に記述しなさい。
〔注意〕「経験した土木工事」は,あなたが工事請負者の技術者の場合は,あなたの所属会社が受注した工事内容について記述してください。従って,あなたの所属会社が二次下請業者の場合は,発注者名は一次下請業者名となります。
なお,あなたの所属が発注機関の場合の発注者名は,所属機関名となります。
(1) 工事名
(2) 工事の内容
① 発注者名
② 工事場所
③ 工期
④ 主な工種
⑤ 施工量
(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場
〔設問2〕
上記工事で実施した「現場で工夫した安全管理」又は「現場で工夫した品質管理」のいずれかを選び,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
ただし,安全管理については,交通誘導員の配置のみに関する記述は除く。
(1) 特に留意した技術的課題
(2) 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
(3) 上記検討の結果,現場で実施した対応処置とその評価
きょうこ先生
問題2(必須問題)
切土の施工に関する次の文章の【 イ~ホ 】に当てはまる適切な語句を,下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 施工機械は,地質・【 イ 】条件,工事工程などに合わせて最も効率的で経済的となるよう選定する。
(2) 切土の施工中にも,雨水による法面【 ロ 】や崩壊・落石が発生しないように,一時的な法面の排水,法面保護,落石防止を行うのがよい。
(3) 地山が土砂の場合の切土面の施工にあたっては,丁張にしたがって【 ハ 】から余裕をもたせて本体を掘削し,その後,法面を仕上げるのがよい。
(4) 切土法面では【 イ 】・岩質・法面の規模に応じて,高さ5~10 mごとに1~2m幅の【 二 】を設けるのがよい。
(5) 切土部は常に【 ホ 】を考えて適切な勾配をとり,かつ切土面を滑らかに整形するとともに,雨水などが湛水しないように配慮する。
[語句]
浸食, 親綱, 仕上げ面, 日照, 補強,
地表面, 水質, 景観, 小段, 粉じん,
防護柵, 表面排水, 越水, 垂直面, 土質
問題3(必須問題)
軟弱地盤対策工法に関する次の工法から2つ選び、工法名とその工法の特徴についてそれぞれ解答欄に記述しなさい。
・サンドマット工法
・緩速載荷工法
・地下水位低下工法
・表層混合処理工法
・掘削置換工法
問題4(必須問題)
コンクリートの打継ぎの施工に関する次の文章の【 イ~ホ 】に当てはまる適切な語句を,下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1)打継目は、構造上の弱点になりやすく、 【 イ 】やひび割れの原因にもなりやすいため、 その配置や処理に注意しなければならない。
(2)打継目には、水平打継目と鉛直打継目とがある。いずれの場合にも、新コンクリートを打ち継ぐ際には、打継面の【 ロ 】や緩んだ骨材粒を完全に取り除き、コンクリート表面を【 ハ 】にした後、十分に【 二 】させる。
(3)水密を要するコンクリート構造物の鉛直打継目では、 【 ホ 】 を用いる。
[語句]
ワーカビリティー、 乾燥、 モルタル、 密実、 漏水、
コンシステンシー、 平滑、 吸水、 はく離剤、 粗、
レイタンス、 豆板、 止水板、 セメント、 給熱
問題5(必須問題)
コンクリートに関する次の用語から2つ選び、用語とその用語の説明をそれぞれ解答欄に記述しなさい。
ただし、解答欄の記入例と同一内容は不可とする。
・エントレインドエア
・スランプ
・ブリーディング
・呼び強度
・コールドジョイント
問題6~問題9までは選択問題です。
問題6~問題7から1問選び解答し、問題8と問題9から1問を選び解答します。
問題6(選択問題①)
コンクリート構造物の鉄筋の組立・型枠の品質管理に関する次の文章の【 イ~ホ 】に当てはまる適切な語句を,下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 鉄筋コンクリー卜用棒鋼は納入時にJIS G 3112 に適合することを製造会社の【 イ 】 により確認する。
(2) 鉄筋は所定の【 ロ 】や形状に、材質を害さないように加工し正しく配置して、堅固に組み立てなければならない。
(3) 鉄筋を組み立てる際には、かぶりを正しく保つために【 ハ 】を用いる。
(4) 型枠は、外部からかかる荷重やコンクリートの側圧に対し、型枠の【 二 】 、モルタルの漏れ、移動、沈下、接続部の緩みなど異常が生じないように十分な強度と剛性を有していなければならない。
(5) 型枠相互の間隔を正しく保つために、 【 ホ 】やフォームタイが用いられている。
[語句]
鉄筋、 断面、 補強鉄筋、 スペーサ、 表面、
はらみ、 ボルト、 寸法、 信用、 セパレータ、
下振り、 試験成績表、 バイブレータ、 許容値、 実績
問題7(選択問題①)
建設工事における移動式クレーンを用いる作業及び玉掛作業の安全管理に関する、クレーン等安全規則上、次の文章の【 イ~ホ 】に当てはまる適切な語句又は数値を,下記の語句又は数値から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 移動式クレーンで作業を行うときは、一定の【 イ 】を定め、【 イ 】を行う者を指名する。
(2)移動式クレーンの上部旋回体と【 ロ 】することにより労働者に危険が生ずるおそれの箇所に労働
者を立ち入らせてはならない。
(3)移動式クレーンに、その【 ハ 】荷重をこえる荷重をかけて使用してはならない。
(4)玉掛作業は、つり上げ荷重が1t以上の移動式クレーンの場合は、【 二 】講習を終了した者が行うこと。
(5)玉掛けの作業を行うときは、その日の作業を開始する前にワイヤロープ等玉掛用具の【 ホ 】を行う。
[語句又は数値]
誘導、 定格、 特別、 旋回、 措置、
接触、 維持、 合図、 防止、 技能、
異常、 自主、 転倒、 点検、 監視
※問題8,問題9の選択問題(2)の2問題のうちから1問題を選択し解答してください。
問題8(選択問題②)
盛土の品質を確保するために行う敷均し及び締固めの施工上の留意事項をそれぞれ解答欄に記述しなさい。
問題9(選択問題②)
「資源の有効な利用の促進に関する法律」上の建設副産物である、建設発生土とコンクリート塊の利用用途についてそれぞれ解答欄に記述しなさい。
ただし、利用用途はそれぞれ異なるものとする。
猫さん
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