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「宅建士」は建築士試験に合格した後で取得する人が多い資格!理由は?メリット?

総合資格学院や日建学院で建築士試験対策講座に通っていると教室の仲間たちの多くが無事に試験合格していきます。

そして合格した生徒の多くが次に取得を目指す資格として定番化しているのが

「1級建築施工管理技士」または、「宅建士」です。

建築施工管理技士は流れ的に当然狙っていく資格なので人気なのは当然として、意

外にも宅建士が建築士合格者にもかなり人気なんです。

そこそこの割合の生徒が流れで「次は宅建士くらいゲットしちゃおうかな~♪」と

なっているのをよく目撃しました。

 

まあ総合資格学院にしても日建学院にしても「次は宅建とりましょう♡」とか適度

に営業マンがはりきってきますので宅建講座に申し込む確率が高いのかもしれませんが、、、。

きょうこさん

今回は建築士合格者にとても人気である「宅建士」がなぜ人気なのか?苦労して取得するメリットはあるのか?を紹介していきたいと思います。

宅建士試験に独学で合格できるおすすめ参考書・過去問集を紹介します

宅建士が人気の理由を考えてみた

1級建築士にしろ2級建築士にしろ設計、監理、検査などが本来の仕事です。

基本的には施主がお金を出しす工事案件を競争で受注し請け負う仕事ですね。基本

は「受け身状態」ということになりますね。

巨大なグループ企業を形成していれば、親会社の金融機関(銀行、保険、証券)が

マネーをかき集めて、系列の不動産会社、ディベロッパーが土地を取得して、あと

はコストが安い工事業者を選ぶだけ、、、となりがちです。

「工事をもらう為に受け身」になればマネーをにぎる側に買い叩かれるだけの危険

性が常にあります。どの業種でも同じですがより川の上流から食い込んでいる人が

経済的にメリットを受けるので不動産業は建築士にも注目されているのだと思います。

建築士事務所を営みながらも不動産業の登録もして改修工事などの受注チャンスを

広げる方はとても多いです。有名な例で言えば「東京R不動産」がまさにその典型

的な成功事例ですよね。

建築士が不動産業をする強みを考える

建築士の強みは当然ながら設計、監理、検査などの経験から得た専門知識です。

建築士の強み

①建物がどのような部材、建材から構成されているのか?

②建物がどのような場合に破損、倒壊する恐れがあるのか?

③建物が経年劣化していく時の対処と知識

④リフォームする時に使用するおすすめ建材・設備は何か?

⑤リノベーション、改修工事と法規の整合性をとる知識力

ざっと見積もっても建築士のが持っている専門知識は相当高いと言えます。(※施工知識では当然ながら現場監督には及ばない面が多々ありますが、、、)

不動産業では改修工事を多く請け負う事が多いですが、文系大学、文系高校卒業出

身の営業畑の人が圧倒的に多数派の不動産業界では、建築的な知識が???な人が

多すぎます。

仕事を受けて工事業者に流すことが上手に出来るだけでも仕事はまわるので良いの

ですが、やはりがっつりと建物、大きなビルを扱うこともある不動産ですので建築

知識がある方が施主の信頼を得られます。

きょうこさん

このような面で建築士が宅建士を取得しておくメリットだと言えますね。

 

将来の移動や転職への備えにもなる

ゼネコンなどでも多くの場合はグループ会社や自社内に不動産部門をもっています。

地方の老舗ゼネコンなどでも近隣の大規模な土地を取得してマンション建設から分

譲まで一貫して自社で行う会社もありますね。

最近では外国人観光客を当て込んでの土地取得からのホテル建設も盛んです。市街

地ではホテルとしてでも1ルームマンションとしてでも対応可能なビルを建てるの

はよくある事ですね。

ゼネコン社員でも人事異動や移動の希望を出して、将来はこのような不動産開発に

関わる可能性も十分にあります。

独立して設計事務所を営んでいる場合でも不動産屋も併設して地域で顔を売るソー

スを増やす事も将来必要になるかもしれません。

こんな感じの「何となく将来必要になるかも、、、」

との思っている人が多いから大手の資格学校でも申し込む人が多いのだと思います。

宅建試験の難易度はどれくらいなの?

気になる宅建士試験の難易度はどれくらいなのでしょうか?

私自身は実際に宅建士試験を受験した経験がありますのでその時の感想を紹介します。

「宅建士試験は建築士試験とはタイプが違う!違いすぎ!!!」

とかなり戸惑ってしまいました、、、

建築基準法の問題少し出題されますので、それはまあ簡単に解けます。

しかし宅建士には民法が約3分の1出題されますので相当やっかいでした。「善意の第3者」「悪意の第3者」とかいろんな登場人物が登場しますので問題文が慣れないとへこみます、、、

問題内容も土地を奪ったり、奪われたり、、、

「不動産業界って怖い~」

と受験生の心をゆさぶってくる問題も多数です。

内容的には1年もあれば合格点がとれると感じました。

しかし、

働きながら2級にしろ1級にしろ建築士試験に合格した人なら合格出来ないレベルではありません。

ただし3分の1を占める「民法」だけは試験の3か月前までには完ぺきにしておかないと恐らく合格できないと思います、、、民法系の問題の攻略こそ宅建士の合格ポイントだと思います。

宅建士試験の学習スタートはいつ?

宅建士試験に合格するには最低でも半年はかかります。

総合資格学院や日建学院で建築士講座などと受講している方は、

その勢いで学習を継続するのもありですし、

市販の過去問だけでも合格は可能です。

宅建士を受験すると決めたのなら是非と早めに学習スタートしてみましょう。

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